末っ子猫 ノア との出会い
2017年11月の話
うちの作業場にある日 黒い子猫が1匹
今までに見かけたことがないので
この子はおそらく捨て猫…
(うちが昔、猫をいっぱい飼っていたのを知ってる人が捨てに来ることがある…)
ただでさえ、野良ネコとして生きていくのは厳しいのに、親がおらず子猫1匹のみなので冬を越すのが難しそう…
なので、家族で相談し、うちで保護しようかと考えていた。
ただ、警戒心が異常に強く まったく懐いていなかったので、触れるくらいまで慣れるのを待っていた。
待つのは良いが、寒くなってきて少し焦りが…
ある日、よく見てみると、背中の毛が一部ハゲているような感じで。
翌日見ると、それが悪化していた!
この寒い中、毛が抜けると保温できず生死に関わると思い、今までの方針を急遽変更し捕獲作戦を行うことに。
さて、どうやって捕まえたらいいものか思案する。
全く近寄ってはくれないが、朝、餌をあげると食べに来てくれるので、そこに網状の罠を仕掛けることに。
なにか手頃な物はないか、仕事場を物色しながらあれでもない、これでもない、と。
鳥よけのために池にかぶせる緑の網を使用することに。
そのまま網の四方をつり下げると、ヒモとヒモの間が垂れ下がり逃げられる恐れがあるため、四角い網をヒモをつかって袋状に整形。
その四隅に長いヒモをつけ、その端を棒にくくりつける。
(近づくとご飯を食べに来ないため、棒を持って遠くからつり下げられるように)
それを毎日餌を与えている場所に設置。
何度かシュミレートしたあと、エサを配置。
しばらくして、エサを食べに来るが、普段とは異なる網を警戒してなかなか近寄ってくれない…
30分ほどじっと待ち続ける…
息を殺し…気配を殺し…まるで獲物狙う狩人の心境…
やっと食べに来てくれるが、警戒してすぐに逃げる状態…
野良ネコの反射神経の良さは十分に実感しており、信じられないスピードで反応して逃げる…
失敗したら警戒して2度目は無い…
心臓がバクバクしている…
おもわず、うちで亡くなった猫たちに
「あむ、ゆき、うらら…この猫を保護してあげたいから、成功させて!お願い…」
と、神頼みならぬ猫頼み。
3度目に食べに来た時、思いっきり網を引き上げる。
成功した!
気を緩めずすぐに逃げ口を塞ぐ。
そしてそのままダンボールへ。
段ボールごと家へと連れ帰る。
家の猫とすぐに合流するわけにはいかないので、とりあえずお風呂場で様子を見る。
背中の禿げている部分は、血が出ており皮膚病ような感じ。
動物病院に連れて行こうと思ったらタイミングが悪く、今日は定休日…
ダメ元で電話してみたら、今日は手術の予定で病院にいるから見てくれるとの事。
いつもここの動物病院にはお世話になっており非常に助かる。
診察・注射してもらい、ノミの薬もやってもらった。
皮膚はパッとみるかぎりは、大丈夫そうだと。
次は月曜日に連れて行く予定。
家に帰り、風呂場で1時間ほど膝の上にのせてなでていると、
今までよっぽど1匹がさびしかったのか
ゴロゴロが止まらない
あげくに
頭をこすりつけて
顔をぺろぺろなめてくれるほど
寒い中 知らない場所に捨てられ お母さんもおらず 怪我もしていて でも警戒心を解くわけにもいかず…
こんなにも寂しかったんだなぁ…
と思うと自然と涙が…
これからは幸せにしてやるからな
↓背中の怪我
そんなこんなで現在
今ではこんなに無防備に寝てます(笑)
ノア 幸せか?
投稿者プロフィール
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金魚すくい本舗の店長ぷに。
主にサイトの管理・注文の受付、管理・発送業務を担当。
1999年から金魚のネット販売を開始する。
このサイト内にて
「サイト全体の作成・管理」
「金魚の豆知識」
「スタッフブログ」
などの更新をしている。
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