金魚の産卵の段取り

金魚飼育総責任者ヒデ
金魚飼育総責任者ヒデ
この記事はヒデが書いています。

時期としては3~5月頃くらいまでが産卵期

桜の咲く前後くらいと言われ

魚体が小さいほど早く来て早く終る

水槽などで温度を入れてるともっと早く来る

 

産卵期間近に魚体が変化していき

オスは追い星が出て メスはお腹が膨れて卵を持ち出す

 

産卵期の前日夕方頃にはオスはメスを追い回し

生殖孔をつつく行動が見られる

 

夜のうちに産卵藻を親魚がいる場所に浮かべると

魚体が成熟していた場合 産卵が始まる

 

朝バチャバチャしてるときに置いても問題はないけど

先に変なところに卵をつけるので

 

早朝 午前4時頃~午前10時頃まで卵をつける

そのままにしておくと親金魚が卵を食べだすので

 

産卵藻を回収する

きぼうの量がついた時点で孵化槽に移す

ここで稚魚の数をだいたい把握する

あんまり多いと選別したり別の水槽を用意しないといけなくなるからね

 

孵化槽に抗菌剤を少しれておくと

卵の病気 予防になります

 

一週間ほどで孵化

だいたい孵化槽の水は20度くらいは欲しいかな

よく見てると細胞分裂も見れるし目が2つ出てきます

逆に白くなったり水カビがたくさんついてるのは未受精卵 生まれません

 

孵化したら稚魚には卵嚢がついており

餌はしばらく必要はありませんが稚魚の餌は用意しておきましょう

 

孵化槽の回りを泳ぎだします4日後ぐらいに

そのころには稚魚を飼っていく場所に移してあげましょう

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投稿者プロフィール

金魚飼育総責任者ヒデ
金魚の生産・飼育・管理を主に受け持っている。
金魚生産者歴もすでに20年以上(1996年から)
金魚質問BBSへの質問にも20年以上(1999年から)返答しつづけ
積み上げた金魚の知識・経験は膨大
それでも、いまだにわからないことが色々出てきて、日々勉強中&試行錯誤の毎日
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