今週の金魚の病気予報
金魚飼育指数
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| 5 月 上 旬 | 5 月 中 旬 | 5 月 下 旬 | 6 月 上 旬 | 6 月 中 旬 | 6 月 下 旬 | 7 月 上 旬 | 7 月 中 旬 | 7 月 下 旬 | 8 月 上 旬 |
病気・体調不良 |
←低 |
危険度 |
高→ |
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水質の悪化 |
←しにくい |
悪化 |
しやすい→ |
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餌の量 |
←少なめ |
量 |
多め→ |
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※最大5段階 |
上のグラフの1年間バージョンがみたい場合は、こちら↓
「金魚の病気、1年間で危険な時期を調べてグラフにしてみた」
この時期の注意点
ペットショップに今年生まれの当歳魚の金魚と
2歳の金魚が並びだします
まだまだ当歳魚は幼く
飼うのも飼育に慣れていないと難しいですので
少し高くても2歳金魚をおすすめします
飼育ポイント
餌は普通にあたえてください
産卵期が終わり魚体がつかれています
菌なども活発に増える時期ですので
病気などに注意してあげてください。
この時期の良い点
産卵期が終わりだします
この時期に最も多い病気
この時期に多い病気
✖こういう状況は危ないサイン
- いつもと違う行動・動きをしている
- 餌をあまり食べようとしない
- 隅に隠れて動かない
おかしいな?と思ったら
なぜ金魚の病気予報を始めようと思ったのか?
金魚の病気は、猫や犬などのペットに比べ、まだまだ解明されていません。
外科手術も難しいのが現状です。(少数ですがやっているところはあります。)
万病に効くと言われる塩浴も、実際のところは治療しているのではなく、環境を良くして金魚の負担を減らし、金魚の回復力をあげているだけです。
(人間で例えると、風邪の時に安静にしているような状態です。)
金魚生産者歴20年を超える私が、一番良い病気の対策は何か?と聞かれたら、病気になるまえに予防すること!と答えます。
もちろん、100%防ぐことは不可能です。
(人間でも念入りに注意していても風邪をひくことがあるように)
ですが、少しでも病気になる確率を下げることができればと思い、この金魚の病気予報を始めました。
この金魚の病気予報をしているヒデとは?
金魚生産者歴もすでに20年以上たちました。(1996年から)
金魚質問BBSへの質問にも20年以上(1999年から)返答しつづけています。
積み上げた金魚の知識・経験は膨大です。
この知識・経験が少しでも役に立つようなら幸いです。
一週間後に実際の起こった病気例
以下に、過去の一週間後に実際に起こった病気例を抜粋します。
なぜ、過去の一週間後に起こった病気例を載せるの?
過去の一週間後に実際に起きた事例=今後起こる可能性があるということです。
これを見ることにより、上記予報にプラスし注意する点が浮かび上がってきます。
過去の事例を見て、ヒデから一言
今回の事例は
一旦治った金魚の調子が上がりきらないし
違う病気になっていくなどの相談ですね
一旦水槽状態が崩れると
連続して病気にかかったり治りきらないなど
なかなかもとに戻らない状態が続いたりしますが
あせらず
一つ一つ対処してあげてください
金魚が体調不良 何の病気か分かりませんか?
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■投稿者/ 柚子 –(2006/05/28(Sun) 22:54:09)
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病気を治す事、それ以前に病気の見極めが難しいとよくわかりました。
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そこで質問なのですが、この写真の病状は何か、どうしたらいいか分かる方いらっしゃいませんか?
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尾ぐされ病になりかけて隔離していた子で、尾ぐされは回復してきています。
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夕方、えら付近の鱗の下から膿が出ていたので、穴あき病かとエルバージュエースで薬浴したところ、1時間ほどして水面でぱくぱくするようになり、ついにはジャンプして飛び出してしまいました。
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苦しそうに見えたので、急遽、通常水槽に避難させました。
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膿が出ていたところからは出血しており、薬を間違えたのか分からず困っています。
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エルバージュエースは指定通りの分量を、6ℓのバケツで作りました。
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No.20675/Re[1]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ ノシ –(2006/05/29(Mon) 19:09:18)
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写真で見ると、ちょっと色あせて見えますが、実際はどうですか?
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単なる退色なら問題ないですが、以前私が掬ってきた金魚で、
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体の半面だけがやたら色褪せてきて、しかも白っぽいだけでなく
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薄茶色とかも混じってまるで半面ゾンビみたいな状態になって
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しまったことがあります。(見た目非常に気持ち悪かったです><)
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人に聞いたところ、亜硝酸中毒の一種ではないかと言われました。
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今回の柚子さんにあてはまるかどうかわかりませんが・・・。
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いつから飼いはじめたのか、水槽の水量、フィルタの種類、
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あと、本件の金魚に施した治療方法、薬浴期間、治療期間の
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今回は、もし金魚が弱っていた場合、エルバージュはけっこう
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あるいは、それ以前にも違う薬で薬浴していたのであれば、
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急に薬が変わったことで水質変化についていけなかったのかも。
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No.20684/Re[2]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ 柚子 –(2006/05/29(Mon) 23:18:28)
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金魚の色については、私の所に来た時点から薄いオレンジ色で、半年以上経ってもほとんど変わっていません。なのでこの子のもともとの色なのかと思っているのですが…。
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昨年7月、お祭で和金を5匹。1匹がすぐに死んでしまい、以降4匹をプラスチックケースに水道水4リットルくらいとエアーポンプで飼っていたそうです。
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昨年12月、私が引き取りました。3cmが2匹と4cmが2匹、計4匹を9リットルの水槽(外掛けフィルター、エアーポンプ、黒っぽい砂利、水草(カナダモ?)、石巻貝4匹)で飼い始めました。来てすぐに1週間の塩浴をしてます。
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以来、水換えは2週間に1度、1/2ずつ、天日でカルキ抜きした水道水を使用。餌は(株)キョーリンのベビーゴールド(顆粒・超小粒)を1日16粒でした。
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病気に気付いたのは5月13日、亡くなった松かさ病の子と、写真の子(尾ぐされになりかけていた)とをそれぞれ隔離し、4リットルのプラケース(エアーポンプ、25℃ヒーター)で塩浴。絶食。
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23日以降、アマゾングリーンの濃度を徐々に下げ、カルキ抜き水に。
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27日、えら付近の鱗下から膿が出ているのを発見。体調は元気。
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28日、エルバージュエース浴(6リットルバケツ・エアーポンプ・25℃ヒーター)
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バケツから飛び出してしまったのでカルキ抜き水に戻す。
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鱗一枚分が赤く染まっているが元気。写真の状態です。
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29日、グリーンFゴールドリキッド浴(6リットルバケツ・エアーポンプ・28℃ヒーター)
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飛び出し防止で蓋。体調は普通。赤く染まった部分は、かさぶた色に。
13日以降絶食で水換えは毎日1/3ずつ。今日(29日)にグリーンFゴールド浴にしたのは、近所の観賞魚専門店に写真を持っていき話を聞いた結果、穴あき病ではないか?エルバージュよりグリーンFゴールドを勧める、ということだったからです。金魚の体調も元気だったので夕方から始めたところです。
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No.20687/Re[3]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ ノシ –(2006/05/29(Mon) 23:59:53)
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飼いはじめたばかりなのかなという印象を持っていました。
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金魚はとても酸素を消費する生き物なので、理想を言えば
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1匹あたり10㍑以上の水量がベストなのです。(と言われています)
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初心者が金魚を飼う際よくすすめられるのは60cm水槽なのですが、
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その中で多少の過密飼育をしてもそこまでの無理は生じないと
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思われます。それは、もともとの水量がある程度多いからです。
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もともとの水量が少ないと、水温変化が生じやすく水質悪化も早いので、
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飼育数の多少に関わらず、水量の少なさはデメリットが多いのです。
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しばらくはうまくいく場合もあります。ただ、私なんかは
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エサをほとんど与えてなかったので、(2匹いて1日4粒とか)
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水質悪化を最小限に抑える結果になったのかなと思っています。
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エサをしっかり与えて、それだけの水量で維持するというのは
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病気の療養時は、さらに水量の多少が回復に大きく影響する場合が
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多くなります。バケツでも良いので、10㍑近く用意してあげると
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良いと思います。ヒーターで水温を保つというのは得策だと思います。
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ゴールドは長期薬浴が可能なので現状で問題ないと思います。
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注)ゴールド顆粒とリキッド両方ありますので明記された方が
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間違いがなく良いと思います。というか、グリーン系自体ものすごく
種類が多く成分、効能もそれぞれ異なるので注意が必要です。
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No.20689/Re[4]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ 柚子 –(2006/05/30(Tue) 00:53:22)
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飼い始めのときに、「魚の体長1cmにつき水1㍑」という手引きを読み(テトラ社の小冊子)、経済的な問題と置き場の問題から水槽を選びましたが、やはり狭すぎでしたね。春先の温度変化やら何やらで、これまでのストレスが病となって出てしまったように思えます。
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60㍑は無理としても45㍑の水槽を用意しようかと検討中です。これまでのヒーターやエアーポンプと使うとして。
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新たに質問なのですが、一見病気ではないように見える金魚をグリーンFコールドリキッドで薬浴にするのは危険でしょうか?
問題なければ45㍑の水槽で3匹一緒に薬浴にして様子を見たいのですが、いかがでしょう?
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No.20690/Re[5]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ ノシ –(2006/05/30(Tue) 02:41:17)
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言い忘れましたが、1匹につき10㍑というのはネット上での定説でして、
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飼育本やセット水槽についてくる説明では、cm=㍑とかそんな感じだと
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思います。飼育本やメーカーがウソをついても何もメリットないだろうとは
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思うのですが、ネット上は飼育者の生の声なので、やっぱりそちらが
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とはいえ、私も現在45cm水槽(20㍑程度)に6匹飼っています^^;
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外掛けフィルタですと、なかなか上部フィルタのマットのように
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継続しては使えませんよね。月2くらいで交換とかになります。
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すると、せっかく繁殖したバクテリアごと捨ててしまうことになるので、
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水槽を購入する際に上部式に替えてみるのもオススメです。
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45cmだと上部式フィルタがあるかどうかですが・・・
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水作ブリッジは小型水槽でも使用可能です。(ちょっと普通のとは違いますが)
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普通の投げ込み式の水作に入ってるろ材が3つついてるので、
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もし上部に替える場合でも、外掛けをサブフィルタとして使えば
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今までのバクテリアも持ち込めて水質が急変せず快適かと思います。
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水槽で薬浴する場合ですが、確かに病気が発生した水槽なのですが
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細菌感染の場合、だいたいの細菌は常在菌と言ってあらゆる水槽内に
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存在する細菌であることがほとんどです。金魚が傷を負ったり、
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水質・水温変化などによるストレス等で体調を崩したときに
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勢力を増して繁殖してしまうようです。ですのでいくらリセットなど
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試みても、全くの0にはできないということになりますね。
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病気が発生した水槽でも、大量に水替えすればだいたいは再びそのまま
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ですので、元気な金魚とともに飼育水は残しておいた方がいいかな~
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という気もします。フィルタなど、外して保管するのも難しいですし。
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本当は水の入ったバケツなどに保護してエア当てておけばバクテリアごと
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あるいは水槽ごと薬浴・・・元気な金魚も道連れに、というのもアリだとは
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思います。その場合、治ったら真水で水替えしていって、真水になったころに
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フィルタを戻して、という感じになるのかなと思います。
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ただ、長く薬浴してもなかなか治らない子がいる場合など、
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元気な子の方にエサを与えたいな~と思っても戻す水槽がないと
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No.20698/Re[6]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ 柚子 –(2006/05/30(Tue) 18:26:07)
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外傷はなく、体型もおかしいわけではなく、昨夜は元気だったのでなぜ?という気持ちでいっぱいです。おそらく薬を受け付けられるだけの体力が無かったのでショック症状のような感じなのだろうと思いますが…。
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先週に続いてまた亡くしてしまい、本当に後悔の嵐です。
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そして元気な子の片方も心なしか元気を無くしてきていて…塩浴の準備をしていますが、亡くなった子のこともあるので、現状のまま様子を見るか、塩浴に移行するか迷っています。
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別件で親戚にも不幸があり、死神がついてるのかしらと本気で疑ってしまいます。
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アドバイス、ほんとうにどうもありがとうございます。
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No.20717/Re[7]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ ノシ –(2006/05/31(Wed) 21:10:19)
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もしくは尾ぐされ菌によってエラをやられている場合は
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私も、安定するまでだいぶ逝かせてしまいましたし><
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薬液の中でまあわりと元気に泳いでるな~と確認したのを最後に
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もう一度読み返してみたのですが、水温28℃固定とありますが
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尾ぐされのカラムナリス菌の最適繁殖温度が27~28℃なのです。
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菌が活性化しやすいので、避けた方が無難かもしれません。
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ただ、カラムナリスの場合30℃以上でも死滅はしないようですし
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確か低温でも繁殖できたと思うので、気休め程度かもしれませんが><
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(あと、グリーン系薬品名について、リキッドって書いているのに
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違う行の部分だけを見て「明記した方がいいです」とか言ってしまって
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①水温をしっかり合わせること→安い物でいいのでデジタル水温計がベター
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②水合わせも段階を踏むこと→1/5、1/4、1/3、1/2と替えていく
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③薬の濃度も徐々に上げていき、塩浴の際も慎重にやるならば1時間に0.1%
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No.20721/Re[8]: 何の病気か分かりませんか? |
■投稿者/ 柚子 –(2006/05/31(Wed) 22:17:00)
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えらには異常がなかったので尾ぐされは快方に向かっていると思っていたのですが、そういう可能性もあるんですね…小さい子達だから一層病気に弱く、治療が難しいです。幸せであってくれたことを願うばかりです。
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元気な子たちは昨夜から塩浴(徐々に濃度を上げて0.6%)と26℃で見守っています。
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静かにしている子が、これは果たして眠いのか、病気なのか分からず、私自身が寝るに寝れない状況…水槽を離れるのが怖いです。
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けれどヘタに構うよりは、温度を保って、あとは金魚の体力におまかせするほかない!…でも心配…。こんなのの繰り返しです。
どうか頑張ってほしい!今、病気で戦っている子たちがみんな良くなりますように!
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投稿者プロフィール
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金魚飼育総責任者ヒデ
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金魚の生産・飼育・管理を主に受け持っている。
金魚生産者歴もすでに20年以上(1996年から)
金魚質問BBSへの質問にも20年以上(1999年から)返答しつづけ
積み上げた金魚の知識・経験は膨大
それでも、いまだにわからないことが色々出てきて、日々勉強中&試行錯誤の毎日
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